校長挨拶

 
ごあいさつ

 

 豊かな自然に囲まれ、清らかな最上川の中流域に位置する田園都市・新庄市。

今年で百十周年を迎える本校は、その新庄市の市街地、桜が美しい最上公園のすぐそばに位置しています。新幹線が発着するJR新庄駅からのアクセスも良く、大変恵まれた環境の中にある伝統校です。

校舎の窓から自然豊かな風景や歴史ある街並みを眺めながら、私たちは過去と現在、そして未来へと思いを馳せることができます。長い間、学校での学びや人と人とのかかわりが、社会に有為な人材を育成してきたという教育の大切さに気付くとともに、これからの社会で求められる資質・能力を身に付けようと志を高くすることの重要性も、日々ひしひしと感じています。

 本校の校訓である「清楚 誠実 進取」には、「清らかで清潔感にあふれ、真心をもって人や物事に向かい合い、自ら進んで、新しいことに取り組む人であってほしい」という思いが込められています。それを体現するかのように、生徒は日々ひたむきに勉強や部活動、学校行事やボランティア等に励んでおり、校訓が確実に本校に根付いている・息づいていると感じます。

わたしたちは、地域社会や保護者の皆様からの信頼と期待に応えるべく、生徒一人一人の個性と可能性を伸ばしながら、生徒の自己実現を図っています。特に、個に応じた多様な選択科目の学習やICTを活用した授業、外部の教育資源を生かした探究的な学びを通して、地域に対する愛着と、芸術・文化を愛する心を育みながら、地域の未来に貢献できる生徒を育成してまいります。

社会を支える人を育て、地域に愛されてきた本校は、来年の令和7年には長い歴史の幕を閉じ、令和8年度からは新庄新高校(仮称)として、新たな歴史の1ページを刻むこととなりますが、これまで培われてきた新庄南高校の良き校風と良き伝統は、生徒とともに引き継いでまいりますので、変わらぬご理解とご支援を賜りますようお願いいたします。

                                     校長 森 美千子

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